総括and目標

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 します、2023年の総括を……。

 

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 2023年は本当にすごかった。ざっくり振り返ります。

 

 1月→新年早々〆切を破って相互フォロワーに平謝りする。あとアヴちゃんに会えた(※ライブに行ったことを意味する)。あと職場がヤバくなった。

 2月→友人とお泊まり乙女ゲーム会をやった以外の記憶がない。

 3月→職場が更にヤバくなり、ほぼ崩壊する。

 4月→ニコニコ超会議に一般参加。寄稿した本の実物を手に入れたりボカロPに会えたり(※対面でCDを買ったことを意味する)して、情緒がいっぱいいっぱいになる。

 5月→大大大大好きな実在男性と実在男性が交流している様子が表に出てくる。

 6月→念願の軽井沢旅行&大大大大好きな絵師と大大大大好きな声優がメイン起用のゲーム発売の豪華二本立て。

 7月→好きな方の姉に会い、相互フォロワーとコラボカフェで会い、ウキウキする。

 8月→解散しちゃった大大大大好きなバンドの二十周年記念ライブに行けて、昇天。

 9月→この月だけで2回自宅のオートロックの鍵を忘れて帰宅失敗→深夜徘徊する。

 10月→キタニタツヤに会えた(※ライブに行ったことを意味する)。

 11月→推しカプのぬいを手に入れて、狂う。狂う以外の時間は、メンヘラ。

 12月→カラオケ主目的の関東旅行でエンジョイする。

 

なんというか、すごい、幸せな一年だった。職場は3月から今までずっと崩壊しているのでそこは最悪なのですが、余暇ではこれ以上ないと思えるほどの幸福な瞬間が幾つもありました。個人的に大きいトピックは、大大大大好きな絵師と大大大大好きな声優がメイン起用のゲーム発売と、大大大大好きなバンドの二十周年記念ライブです。どっちも、私が人生かけて好きですと断言できる人たちが関わったもので、こんな経験ができるなんて、夢にも思っていなかった。いまだに夢じゃないかとちょっとこわくなる。私に都合が良すぎるから……。仮に私が不治の病に臥せって余命宣告されたら「心残りがあるとするなら、好き絵師と好き声優がメインで関わってるコンテンツが見たかった……あと好きバンドのライブに行きたかった……」と言っていたと思う。そのレベルの夢、念願だった。

 ゲームの方は、好き絵師と好き声優がメインで関わっているというだけでもう加点10000点なんですが、キャラクター同士の関係性を楽しむことを主軸に置かれていて、それもすごく嬉しい。まだ全クリしていないのだけれど、キャラクターの性格も、対するキャラクターが変わるとかなり印象が変わる、生々しい造形になっている。Vライバーを好きになって関係性萌えを発症したので、その意味でもなんか本当に私の人生の伏線回収みたいなゲームだなと思う。シナリオがボリューミーなのですが、年内にちゃんとクリアしたいものです。でもそれって長く作品を楽しめるってことだからやっぱり嬉しい。嬉しいな〜。

 ライブの方は、本当に幸福な時間だった。中学生になるちょっと前に代表曲を聴いて好きになって、その数ヶ月後に解散したバンド。全部の曲を聴いたのはバンドが解散してからだったけれど、聴けば聴くほどその確立された世界観、鋭い、寂しい、時にやさしい楽曲たちに魅了された。オリジナルメンバーのベースが、音楽活動自体辞めてしまったから、再結成はもう無理なんだと思うと、心底悔しかった。あと10年早く生まれていたらライブハウスでギラギラに神経を尖らせたあの人たちのライブが見られたのに、と、比喩抜きで何百回かは思った。電車に乗れなかった午前中、眠れない夜、死を考える昼、逃げるように彼らの曲を聴いた。人生の節目節目で彼らの曲に身を浸してきた。ボーカルはソロで活動を続けていて、そのソロ活動の十周年記念ライブのアンコールで、オリジナルメンバーでの演奏があったと知った。比喩抜きで血を吐くかと思った(さすがに吐かなかった)。マジでそういうのはやるならやるって言ってくれ一生モンの後悔なんだけど……と思いながら時は過ぎ、やってきたバンド二十周年ライブの告知である。ボーカルとドラムはオリジナルメンバー、それ以外はサポートメンバーというかたちだが、あのバンドの名前を冠したライブには違いない。一般で取れるかなぁ!?これ一般で取れるかなぁ!?と血涙を流しそうになっていると、苦手な方の姉がファンクラブ先行でチケット2枚当ててくれた。一緒に行くことになった。姉のことがどうして苦手なのかは多分音楽の趣味はかなり合うので同族嫌悪ですの一言で片付けさせてもらって、いざライブ。思い出しただけで涙が出そうになる。ソロになってからバンド時代の曲はファンサービス程度にしかやらないから、もう生で聴けないんだろうなと思っていた音源が、目の前で演奏されて、歌ってくれる。私が何度も何度も呟いて、生きる力にしてきた言葉を、それを紡いだ本人が、数十メートル先で楽器をかき鳴らして歌ってくれている。私が地縛霊だったら成仏していた。実際、ボーカルもMCで客に対して怨念を感じるだの引導を渡しに来ただのと言っていたので、私みたいな輩があの場にごろごろいたのでしょう。怨霊を生み出したのはあんな終わり方したうえバンド時代のマイナーめな曲は全くやってくれなくなったお前の責任も大いにあると思うけど〜!?と内心キレながら、それ以上に、軽口すら嬉しかった。ライブのセトリはほんとうにほんとうに最高だった。好きな曲が多すぎるので好きな曲全部やってくれるわきゃない(どう削っても好きな曲プレイリストは3時間以上になる)のは承知の上で、それでも好きな曲打率が高すぎた。長々書いてきたついでに特大にキモいこと言っていいですか。とある曲のアウトロで、ふっとボーカルが宿した雰囲気、目のギラつきで、わたし次に演る曲が何か分かったんです。ライブ前に姉と「やってほしいけどやってくれなさそうな曲ランキング1位w」とか言ってキャッキャしてた曲が、あっこれ次に来る、今からやるってわかったんです。そしたら案の定キレッキレのギターのイントロが流れて……わたしは……頭が真っ白に……。あの瞬間、私とボーカルが、通じ合って、いたんですよね……。特大キモ発言、以上です。そしてライブのアンコール。暗転したステージに三人の影。「まさか」と「だよねぇ!?」のはざま。力強いギターソロから始まる、インディーズ時代の彼らの代表曲のひとつを奏でるのは、オリジナルメンバーのボーカル、ドラム、音楽活動を辞めてしまったベース。もう『一般人』の彼がまたこうして数千人を前にしたステージに上がってくれている。私が10年聴いてきた音源を奏でたオリジナルメンバーが今この目の前で音を鳴らしている。筆舌に尽くしがたい、と表現するほかない。ほんとうに、本当に、幸せな時間だった。ライブ前緊張&ライブ後興奮しすぎて、ライブ前、当日、ライブ後の3日間累計10時間くらいしか寝てないとかいう遠足の時の小学生の進化版みたいになってましたが、全然疲れを感じなかった。それくらい、幸福な時間だった。ちょっと文量割きすぎたのでいい加減切り上げますが、ほんとうに、この思い出を一生大事に抱えて支えにしていきます、と心底思える時間を過ごせたのです。

 

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 2023年。実は3月頃にニコニコ動画プレミアム会員になりました。ニコニコ動画に入り浸り始めて11年。ようやっと。それでせっかくならとボカロ曲をdigる日がちょくちょくあって、そういうエンジョイもできました。夏のボカコレと無色透名祭2はわりとしっかり視聴者やりました。やっぱりボカロっておもしろい。たのしい。花隈千冬ちゃんの声がかわいい。幸せ。わたしはやっぱり、ボーカロイド(合成音声)楽曲とそれに付随する諸々、n次創作の、あの手作りの感じがかなり好きなんだと思う。メジャーで金をかけて作り上げる大々的なもの、それに価値がないと言うつもりはないし、それらに心動かされることだって多々ある。でも、あのボーカロイド(合成音声)周辺に漂うある種の内輪ノリの雰囲気とか、目にもの見せてやろうというギラギラ力の入った感じとか、簡潔には形容しえないもやついた感情を発露する感じとか、ボーカロイド(合成音声)という薄い一枚膜のなかで渦巻く雑多なあの感じが、好きだ。加えて私はボーカロイド(合成音声)に託さざるを得ないような性格の悪い(と世間一般に評されるであろう)歌詞がかなり好きだし、ボーカロイド(合成音声)に託さざるを得ない人間の姿も好きだから、よけいに居心地がいい。「趣味でこんなにすごいことをやっている人がこんなにいるの!?」という驚きと感嘆からボーカロイド(合成音声)の沼に頭から突っ込んだ中学生の頃に比べると、ちょっと曲に対するスタンスとか聴き方とかは変わったけれど、でもあの頃の、宝物を探すように楽曲を視聴する感覚を取り戻した年でもありました。

 ついでにボカロ10選 からはみ出したボカロ15選作ったので載せときます。

https://www.nicovideo.jp/mylist/76166520

 

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 2023年。人に見せるところに置いた二次創作の文字数を数えたらざっくり45000字を越えていた。これは個人的には一大ニュースである。だってここ数年(5年くらい)人に見せるところに文章を置くのは年に数回で、それもほとんどが日記だった。二次創作とはいえ小説を、ひととおり体裁を整えてこんなに公開したこと、今までにない。卒論の文字数も越えててビビってる(※卒論の文字数がカスなのもある)。

 足かけ10年近く内向ウジウジメンヘラさんをやっていて、特にここ数年は世間への全身怒りモードと完全アパシーモードを行ったり来たりで何にもうまく出力することができない苦しみに満ちていた。内向ウジウジメンヘラさんなのは今も変わらないが、それはそれとして多少形になったものを人に見せられるようになったのは、本当に大きな一歩だと思う。最悪な最悪な記憶を無かったことにしたくないし、世界のこともまだ恨んでるし、何にも美談にして語ってなんかやりたくはないが、やっと、時間が傷を多少癒してくれるフェーズに入ったのかもしれない、と思うと、感慨は深い。ただ、諦めを抱いていろんなことを放棄する癖が強くなっている感覚もあるので、今年はこの辺りのバランスを取っていきたいところです。

 

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 とかく私にとって2023年は幸せな一年だったといえよう。人生ピークだったかもしれない。まぁ思い残すことはだいぶ減ったので、逆に振り切って生きることができるようになるかもしれないね、という希望的観測と、ざっくり今年の目標を立てて〆ます。

 

2024年の目標

・同人誌を出す

・家計簿アプリで支出管理をちゃんとやる

・最低週1でジムに行く

・毎月予定を立てる 自分との約束をできるだけ破らない

・仕事以外の新しい人間関係を作る

 

気負わずやっていくぞい。以上!