20240131∶約束

ほとんど昨日のことについて書いてます。

きもちライブレポみもある。

 

 キタニタツヤさんがド地方に来てくれたので、行きました。そのための、帰省。

 チケット確認したら前から4列目……前から4列目……!? 死ぬ……! →死にました。

 

 運試しでランダムグッズを買い、開演前に開封。白無垢アクキーを念じながら取り出したのは、生首ヘアゴム。

 生首ヘアゴムは、なんぼあってもいい。

 

 マジでキタニの顔がはっきりくっきり見える距離で音を浴びた。普段のわたしは大きな音と歌に精神を浸らせることを目的にライブに行っていて、だからライブハウスみたいな場所では基本最後列とか端っこでじっとしているのだけれど、さすがにこの近さで腕組み地蔵は失礼と思い、当社比全力で動きました。動いても楽しかった。隣のお姉さんが元気なライブ慣れしてる感じのお姉さんだったので、一緒に元気になれました。徹頭徹尾幸せな時間だった。嬉しかった。

 以下は感想メモから抜粋です。

 

・年々乱視がひどくなっていき遠くのもののピントが合わないのですが、コンタクトあり肉眼でキタニの顔がしっかり見えた。頑張れば毛穴見れる距離。成仏成仏……

 

・席が秋好さんの目の前で、めっちゃファンサービスしてくれるのが間近で見られて、本当にいつもありがとうございます……という気持ち。ありがたすぎて、撮影してたのに秋好さんが定位置戻るとき思わずスマホごと一礼してしまった瞬間があった

 

・ラブソングのコーラスで「生きているのがどうしようもなく恥ずかしい」って叫べて、嬉しい(^_^)

 

・キュートアグレッションの「僕も壊したいなぁ」はセクシーのあまりそろそろ規制が入るので聴けるうちに聴いたほうがいい

 

・私が明日死ぬなら は“ラブソング”なんですね。本当にありがとう。約束しちゃった🤙

 

・Moonthief、ライブでめちゃくちゃ楽しい。(記憶が確かなら)キタニ途中で給水しに行ってたし歌うの絶対大変だけど、アッアッオーするの楽しい。「死にたくなるほどの夜だけはちゃんと生きれてる気がしたんだ」を力強く歌ってくれてるの気のせいじゃなかったと思いたい

 

・素敵なしゅうまつを!で最後の「素敵なしゅうまつを!」コーラスで指揮者みたいな動きしてたキタニ、よかったな……(腕組み)

 

 ずっと嬉しい、楽しい時間だった。

 なかでもとりわけ、予定外のアンコールが本当に嬉しかった。

 マジで良いライブだった😭最高😭ありがとう😭って未練がましくステージの写真取って……上着きて……タラタラ……てしてたらキタニが走って出てきてマジで心臓ビョン❗ってなった。そして青のすみかおかわり。一緒に歌ってって言われて、前の方だったからキタニがマイク通さずに歌ってる声も聞こえて、本当に一緒に歌えた。青のすみかという歌はかなしいさみしいはかない離別の歌だと思っているのだけれど、あんまりにも嬉しくてアンコールの間中わたしはずっと笑顔だった。ちょっと視界が滲んだけど、嬉しい涙だった。わたしは満面の笑顔で「🎶徒花と咲いて散っていく君に🎶」を歌いました。徒花と咲いて散っていくなんてシビアな歌詞を笑顔で口にすること、ないよ。まぁキタニもニッコニコだったし、多分それでよかったんでしょう。アンコールまで終わったあと、隣のお姉さん(※完全初対面)と「本当に良かったですよねェ〜!」と手を握り合ってしまった。わたしは妹と一緒に来ており、電車の時間もあったので早々に去らねばならなかったのだが、一人で来ていたら間違いなくあのままお姉さんと飲みに行っていた。この陰で内向的なわたしが! 本当に、良いライブでした。

 

 以下はライブレポみの薄い回顧の文章。

 わたしがどこにいても何をしてても自分がここにいていいと思えなくて、音楽に逃げ場所を求めて、誰にも助けてもらうことができない(助けてもらうための発信ができない)状態にあった数年の間、彼の音楽は私の逃げ場所としてずっとあった。(こう書いてしまうとずっと熱心に追っていたように見えてしまいそうだが、そういうわけではなく、わりと浮き沈みしながら聴いてきた。ただ彼の書く曲でとびきりお気に入りの曲が何曲かあって、それらはずっと聴いてきたし、お気に入りの曲は定期的に増えてきたのも本当のこと。)そんな彼が本当にしっかりと目を合わせられそうな距離でパフォーマンスしてくれたこと、ニッコニコの笑顔でアンコールに出てきてくれたこと、全部がほんとうに嬉しかった。

 家に帰って眠る前、過去のことを思い出して、布団のなかで少し泣いた。どこにも行き場がない、何にもできない、どうしようもない。即売会のイベントに行くようなお金は無い、アルバイトもできない、通販は、金も稼いでこれない身分で、こんな、こんなこと。恥ずかしい。何にもできない。スマホニコニコ動画を開いて、クロスフェードだけ見て。ぼんやり。眠らなくてもまた朝は来る。この家には、地元には、その類の思い出が染み付いている。だからできるだけ帰りたくない。その地元からわりと簡単に行ける場所に、彼が来てくれたということ。ニコニコ動画で1再生を増やすことしかできなかった頃の自分が少しは報われたような気がしてしまう。

 ずっと逃げている。家に帰らないこと、家族からの連絡を返さないこと。家族の加齢に伴う様々な問題からも逃げて、過去からも逃げて、死にたい気持ちが暴れまわらないように生きている。

 わたしは明日も生きていくんだ、と彼と約束した、とわたしは思っているから、生きていく、生きていかなきゃね、と思う。どうにか今日も、明日も。ステージの白い光を網膜に焼きつけて、地方と呼ばれる場所で生きていく。